SSJとは、本校SSHの取り組みであるメンター制度、すなわち上級生と下級生を繋ぐ仕組みの
1つです。高校でのサイエンス教育の足掛かりとなるよう、好奇心を育む取り組みや3学年での発表会を実施しています。中学1年度での体験学習、中学2年度では職業研究を、そして3年次には卒業研究として長期的な研究活動を行っています。
子どもたちの様々な好奇心に応えるため、中学1年生を
中心に希望者を募り体験学習を実施しています。自分の
目と体を使った魅力ある体験が深い感動を伴って生徒たちの興味をいっそう深めてくれます。平成24年度からはSSHカリキュラムの一環として実施しており、低学年のうちから興味関心を広げることで、科学に対するモチベーションを生み出します。
例年はアカウミガメの産卵観察・化石採取・星空観察
などを年間を通して行います。TAも引率として加わり、
現在はコロナ禍のため例年とは異なる形ではありますが、遠足などを援用し継続して取り組みを続けています。
また、年度末にはSSJ発表会を実施し、体験学習で経験した内容をアウトプットする機会を設けています。
社会人としての感覚に触れる体験を行い、企業から出されるクエストに取り組みます。
学生生活だけでは得られない、大きな問題に対して考えるプロセスから具体的な解決策の提案まで、チームで考え行動する経験をすることができます。またクエスト経験者の上級生が後輩のメンターとして指導することで代を重ねるごとに知識が熟成されより高度な挑戦が行われています。
西大和学園では、中学3年次に卒業研究に取り組みます。各自、複数のコースに分かれて関心のあるテーマを1つ
決め、1年かけてとことん掘下げまとめていきます。生徒が興味を持ったことを生徒自身が深め、さらに自分の力で
論文・スライドにして発表するという経験は深く学ぶことの楽しさを知る最初の一歩です。
また、本校卒業生の大学・大学院生がTAとして卒業研究のサポートに当たり、SSJ発表会でのスライド発表会や奈良SSHコンソーシアムでのポスター発表などに際して、資料制作やデータ利活用の指導も行っています。
2019年度からは中高の連携をより深めるため、中学生3年生が高校1・2年生の研究と連携し学内研究室として動く
ラボ班を設立し、TAの監督のもと毎週土曜日をコアタイムとして活動しています。ラボ班では植物の抗酸化作用やAIなどの高度なテーマについて長期的な展望をもって研究に取り組んでいます。
開発教材へのリンクです。